副院長ブログ(スーパームーンの皆既月食が見えなかったことから)
[2021.05.27]
今、まあまあまるい月がふんわりと見えています。
昨夜、今年いちばんのスーパームーンの満月に皆既月食があると知って、必ず観たいとあちこちの窓から空を覗いたり、しびれを切らして賀茂川縁まで出てみたりしてましたが京都市内は曇っていて見えませんでした。
ものすごく残念でしたが、もしスーパームーンも皆既月食のことも知らなかったら、そんなふうに焦ったり残念だと思うこともなかったのだなと、あとから気づきました。
何も知らずにふと空を見たら大きな月が輝いていて、しかも何だか途中から赤くなって影ができてきたよ、とびっくりするほうがずっといい気分のではないか。
予め知りすぎて期待しすぎて、そうなりたいと思いすぎて、それが実現しなかったらひどくがっかりするとか、あと10何年経たないと観られないからとどうしても観なくてはと強欲になって、いまするべきことをおろそかにしてしまったりとか、、、。
知らない方が良かったんじゃないの?
いろんな情報を集めてあたふたするより普通に過ごしている方が幸せなのでは?
と自問していたら、まあ、ほどほどにね、とちょっと欠け始めたお月様に言われたような気がする夜です。