副院長ブログ(健診の心電図③平低T波)
[2026.04.10]
健診で心電図にT波が低いとか平低T波、と書かれている方が
特に女性に多いかと思われます。
心電図にはPQRST(U)と波に名前がついていて
そのTという波の形が水平に近いとその所見が付けられます。
T波は電気信号で心筋が収縮してその収縮が終わって心臓が元の形に戻って行くときの電気信号として現れる波です。
狭心症や心筋虚血のときにその所見がみられることがあるため、所見項目となっています。
病的でないのに普段の心電図でT波が低い人もあるので、異常所見として判定されますが、症状がないか、リスクや既往歴がないか伺って、毎回心電図で変化がなければ、様子をみます。
精密検査として運動負荷心電図検査を受けていただくとその低いT波が運動中に心拍数が上がってくると正常範囲の形になることがあり、その所見があると異常なしと判定する手がかりになります。
また、血液中のカリウムが低いとT波が低くなることがあり、採血などで鑑別が必要です。
健診ではおおよそ血液検査があるので項目に電解質が入っていればみることができます。
