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副院長ブログ(糖尿病合併症④歯周病)

[2025.04.10]

歯医者さん行ってますか?と通院患者さんにはよくお尋ねします。

歯は虫歯だけでなく歯周病が年齢とともに増える傾向にあるので普段のお手入れに加えて定期的な専門的なお掃除が必要です。

日本糖尿病協会編の糖尿病連携手帳には血糖値などを記入するページのほかに眼科・歯科というページがあります。

そこに眼科や歯科の先生のところで病状について記入していただくのですが、このようなページがあるということからも合併症として多くみられるのだということがわかります。

糖尿病があると血管が傷みやすいので歯を栄養する細かな血管も炎症が起きやすいと考えられます。

そして糖分の多い血液が炎症を起こしている歯肉に流れていたり食べ物が歯の周りに残っていると細菌が増殖して歯に付着する塊、歯垢(プラーク)が歯と歯肉の間に溜まって歯周病となります。

食べたら磨く、特に歯肉と歯の間を清潔で新しい歯ブラシやデンタルフロスでお掃除することが大切です。

歯周病を起こす菌が血液循環に入って動脈硬化や心疾患の原因になるという報告があることを知ると放ってはおけないですね。

是非通院しやすい歯科を見つけて定期的に受診することをお勧めします。

歯と歯茎を大切にすることで合併症を予防していきましょう。

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