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副院長ブログ(インクレチン関連薬⑥GLP-1製剤の内服薬)

[2021.02.15]

今月5日にGLP-1製剤の飲み薬が発売されました。

これまで内服しても消化の過程で分解されてしまい効力が失われてしまうため皮下注射での治療となっていました。

本来GLP-1はヒトの消化管の小腸から分泌されているインクレチンというホルモンの一種で、食事が始まったときに分泌されて膵臓のβ細胞まで運ばれてその働きを刺激してインスリン分泌を促すように働いているのですが、血糖が食後に上昇するひとでは分泌量やその働きが低下しているので、補ったらどうかということで研究が進められてきたことを私も聞き知ってきました。

今回発売された2型糖尿病治療剤 経口GLP-1受容体作動薬リベルサスというお薬の主成分は週一回皮下注射として発売されているオゼンピックと同じセマグルチドというものです。

通常用量の半量以下の容量から開始して毎日最初の食事や飲物の前の空腹時に少量の水で内服します。

服用後30分は飲食や他の薬の服用は避ける必要があります。

胃の中で分解されてしまう前にうまく吸収させるための方法です。

セマグルチドとその吸収を促す薬剤とが一緒に配合されることにより飲み薬という形が実現したとのことです。

過剰な食欲が治まっての減量効果や血糖上昇を抑える効果が期待されます。

注射を打つのか、ちょっと用法が複雑な内服か、どちらがいいでしょうね。

 

 

 

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