副院長ブログ(全国糖尿病週間2021)
今年は今日11月8日から14日までの一週間が全国糖尿病週間です。
11月14日はインスリンを1921年に発見したバンティング先生とベスト先生のうちバンティング先生のお誕生日でこの日を世界糖尿病デーと決めていて、その日を含んでの月曜から日曜日の一週間が日本では全国糖尿病週間となっています。
テーマはアドボカシー〜偏見にNO!〜。
「アドボカシー」は病気などがあるひとに烙印を押す「スティグマ」という考えを社会から取り除き、弱い立場の人々の権利を守る活動や考え方のことです。
インスリン発見から70年の1991年に世界糖尿病デーが考え出され2006年に公式の日となりブルーサークルというシンボルが掲げられました。今年はインスリン発見から100年となります。
世界中で経済的に困っている人の方が炭水化物中心の血糖の上がりやすい食生活になりやすく(たとえば食パン1斤100円で1000キロカロリー塩分5g!)、糖尿病が増えていて、低所得から中所得国の4人に3人は糖尿病、世界で11人に1人、大人では10人に1人が糖尿病であるといわれています。
世界的に糖尿病となる人々を減らしたい、守りたいという運動が続いているのです。
11月14日には2007年から活動の一環としてブルーライトアップであちらこちらの建物がブルーの光で照らされる取り組みが続けられています。
詳しくは世界糖尿病デーのホームページをご覧下さい。
京都では14日に伏見桃山城(21時まで)、南丹市国際交流会館(20時まで)、元離宮二条城、京都府庁旧本館、京都市京セラ美術館、15日17-19時には綾部市立病院がブルーライトアップされる予定です。