副院長ブログ(夏、ポリフェノール!)
ナス、キュウリ、トマト、ピーマンなど夏野菜が旬の季節です。
彩りが良くて、黄色いズッキーニもかわいいです。
パプリカも赤や黄色やオレンジでカラフルですね。
赤といえば、
6月末に大原で赤紫蘇を買いました。
お湯を沸騰させて紫蘇の葉を入れて炊くと、
濃い赤紫色になって、面白いことに茹でた葉は青紫蘇のように緑になります。
お湯で茹でたら赤色がとれることを
誰が発見したんでしょう。ほんとうに不思議です。
茹でた葉を引き上げて
てんさい糖を溶かしてから
今回はクエン酸のかわりに酢を入れると
あざやかなピンクに近い赤紫色にかわる瞬間が楽しくて目が離せません。
そして元気がもらえる、美味しい紫蘇シロップ。炭酸水割がさわやかです。
これらの色たちはポリフェノール類の仲間です。
高温で紫外線の強い熱帯地方で化学的な防御機構として野生植物が分泌しているフィトアレキシン(他感物質)にはいろいろなポリフェノール類が知られていて、
野生のものほど強力ではないけれど栽培された植物のポリフェノール色素も効果があると考えられています。
見た目に良く、美味しい、夏の美しい自然食をいまこそ体を守るために積極的に取り入れたいものです。
参考書:アンチエイジング医学の基礎と臨床(メジカルビュー社)