副院長ブログ(シンバイオティクスな朝食)
短鎖脂肪酸をご存知でしょうか。
油脂を構成する成分である脂肪酸は数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしていますが、炭素の数が6個以下のものが短鎖脂肪酸と呼ばれ、酢酸、味噌やチーズなどに含まれるプロピオン酸、ぬか漬けの酪酸などが含まれます。
これらはプロバイオティクスの仲間で
乳酸菌ビフィズス菌など腸内の環境を整える善玉菌やからだに良い働きをする微生物のことです。
その一方、プレバイオティクスは食物繊維やオリゴ糖など腸内細菌が活動するための餌になるものです。
そして
シンバイオティクスはその両方を備えたもの。
私の最近のシンバイオティクスな朝食は、
朝イチで紹介された京都府立医大の内藤先生のレシピをまねて
プロバイオティクスな豆乳ヨーグルト100gぐらい(無糖)に
「サンファイバープラス酪酸菌」1包(グアー豆由来の食物繊維と酪酸菌のシンバイオティクス)と
スティックタイプの粉末青汁一包(野菜の食物繊維はプレバイオティクス)
冷蔵庫の甘酒少し(麹はプロバイオティクス、必須アミノ酸も含まれる)
バナナがあればスプーンでスライスして入れて(果物のペクチンはプレバイオティクス)
バナナに黒酢(酢酸)をちょろっとかけて
全部混ぜていただきます。
バナナがなくても美味しく食べられます。
あとは昼食や夕食に海藻やきのこを入れるとさらにプロバイオティクスが摂取できます。
プロバイオティクス、プレバイオティクスは様々な種類を取り入れることが勧められています。